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皆さん、オリジナルのランタンって欲しくないですか?
ベースのランタン購入代、材料費、工賃などを考えると大体2万円から3万円くらいで販売しております。
なかなか高価な商品なので購入に踏み切れないキャンパーの方はいらっしゃるのではないでしょうか。。
ご自身でランタンをすでにお持ちの方はそれを自分でカスタムすれば費用は格段に抑えられます。
そんな方々のご要望にお応えして、お家でもできる素人版カスタムランタンの作り方を公開いたします♪
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目次
ベースランタン紹介
コールマン 286A ワンマントルランタン
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現在コールマンのガソリンランタンと言えば286Aです。
過去には200Aや220系のランタンなどもございましたが
現時点ではその最終形態が286Aです。
その他 大型ツーマントルの290Aや大光量のノーススター2000などもありますが
やはり286を使ってから他のランタンに移行して欲しいです笑笑
●明るさ:約200CP/130W相当
●燃料タンク容量:約590cc
●燃焼時間:約7.5~15時間
●本体サイズ:約φ16×31(h)cm
●重量:約1.4kg
●付属品:プラスチックケース
●使用ジェネレーター:Model 288-5891
●使用グローブ:Model R214C046J
現在廃盤になってしまいましたが、286Aと同じ大きさでツーマントルの288Aというランタンもありました。
どれくらいの明るさなの?
ランタンの役目は明るく照らすことですが、ランタンの明るさはCP(キャンドルパワー)という単位で表現されています。
キャンドルパワーとは、ロウソク1本の明るさです。とってもわかりにくいですが
286Aは200CPなので200本分の明るさを持つランタンという意味です笑笑
わかりやすく最近主流となりつつあるLEDランタンの明るさの単位であるルーメン値で表すと
286Aの明るさは、大体1800ルーメンくらいの明るさとなります。
家庭用のダウンライト1つで800ルーメンなどでもなかなかの明るさなので
1か所で1800ルーメンというのはかなりの爆光です。。。
LEDランタンからガソリンランタンデビューをお考えの方は、ルーメンで比較すると明るさの想像がしやすいかと思います
何時間くらい点灯しているの?
286Aのタンクはホワイトガソリンが約590cc入り、連続燃焼時間は使い方により異なりますが、
メーカー発表値では7.5~15時間程度となっています。
バルブの開度で燃焼時間は異なるということだと思いますが、普通は全開で使用しますので
7.5時間だと思っていただいて結構です。
タンク満タンで一夜は問題ない燃費といった感じですが、念のため予備燃料は持って行ったほうが無難です。
ちなみに燃料は7.5時間持ちますが、ポンピングは数時間ごとに一度行わないと光量は少しずつ落ちて行きます。
本体の大きさは?
幅約16cm、高さ約31cmコールマンのガソリンランタンではいわゆるレギュラーサイズとなります。
現行品では同じガソリンランタンの290Aツーマントルランタンが一番大きなガソリンランタンのサイズとなり、
幅約18cm、高さ約35cmあります。
290Aはタンク容量が約940ccと286Aの約1.5倍増えている事が理由ですが、290Aはマントルを2つ使い、ジェネレータも太くなり明るさが300CPとなった事で、燃費対策としてサイズUPが行われたモデルです。
また重量は286Aが約1.4kg、290Aが約1.8kgと400gの差があります。
今回のベースランタン
286A 91年10月製造
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こちらのランタンは生年月日1991年10月?日生まれ
まだ286Aのステッカーが採用される前のモデルでアジャスタブルの表示です。
ポンプカップのキャップがアルミ製からプラスチックに変更されたのもこのモデルからです。
最新モデルは再びアルミ製のキャップに変更されております。
各部検証
それではこちらのランタンを検証していきます。
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タンク底部はやはりかなりのダメージです。
塗装が剥がれたところから錆は進行していきます、そして塗装の隙間を錆は侵入してきます。。
きっと塗装を剥がしたらひどいことになっていると思います。。。
ランタンを吊るしていればダメージを受ける部分ではないのですが
燃料を補給したり、ポンピングの際にどうしても傷が付きやすい箇所です。
トットはガソリン補給やポンピングの際は必ず柔らかいタオルなどを敷いて作業します。
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バーナーフレームは通常使用に伴う汚れって感じでしょうか。
洗浄でピカピカに蘇ると思います。
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ジェネレーターもそれほど汚れてはおりません、内部洗浄で復活するレベルだと思います。
若干の錆などはありますが、トータル的にはきれいな部類の状態です。
分解工程
内容確認しましたので、早速分解していきたいと思います。
工程1
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トップのボールナットを外します。
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ベンチレーターとグローブが外せます。
工程2
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マントルの下にあるのがヒートシールド。
燃焼している熱がタンクに行かないように体を張って守っているパーツです。
メインフレームについているクリップを外せば取れます。
ちなみに昔のランタンにはこのパーツは付いていおりません。
大丈夫なのでしょうか。。。
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クリップとヒートシールド
工程3
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バーナフレームーを外します。
13mmのレンチでナットを回します。
少し緩めるとUクリップが外れます、そしたらバーナーフレームは引き抜けます。
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炭化したマントルはたぶん作業中に破けますので交換したほうが良いです。
マントルに穴が開いておりますと最悪、グローブが割れることがありますのでご注意ください。
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その下にあるフレームボトムもそのまま外します。
工程4
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次に燃料ダイヤルを外します。
プラスドライバーでまん中のビスを緩めます。
結構なめやすいビスなのでドライバーの基本、押す力7、回す力3の配分で緩めてください。
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ダイヤルが外れましたら、ランタンの中心にあるカラーも外れます。
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このカラー、少し曲がっております。。。
後で修正ですな。。
工程5
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ジェネレーターの取り外しはこれも13mmのナットですが固着している場合がありますので
モンキーレンチを使いました。
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ジェネレーター内部は、3つのパーツで構成されております。
現行のジェネレーターではないのでアスベストチューブが採用されております。
アスベストチューブが炭化しているので要交換です。
工程6
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ポンプカップはコールマンスパーレンチで外します。
ウォーターポンププライヤーなどでも外せますが傷を付けたくない人はスパーレンチ購入してください。
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タンクにも傷が付く恐れがありますのであまりオススメしない外し方です。。。
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分解した際はポンプカップの状態をみて交換もしちゃいましょう。
↑革製のポンプカップのほうが動きがスムーズで気持ちが良いです♪
工程7
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チェックバルブの取り外しは専用工具を使ってください。
間違うと永遠にチェックバルブを外せなくなりますので。。。
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外したチェックばルブですが、ゴムパッキンが装着されておりませんでした。
一度もメンテナンスされていない古いモデルはパッキンなしも珍しくありません。
組み込む際にはゴムパッキン装着いたします。
工程8
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メインバルブを外します。
これは結構、力がいる作業です。
しかしこのパーツの先端についているガソリンチューブの不具合で灯りが安定しないことがありますので
必ず外してチェックしております。
※このパーツを外した場合組み込む時には、液体ガスケットが必要になりますので注意してください。
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外れたらバルブも全部分解します。
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この中心にあるバルブからのエア漏れが灯りの不安定の原因になることがあります。
過去にチューブの先端のつまりでガソリンが上がってこないなんてこともありました。
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チューブコアのパッキンの劣化が漏れの原因
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このパーツはジェネレーターの先端のつまりを解消するために機能するパーツですが
製造工程の中で出来てしまうバリのせいでダイヤルがスムーズに動かないことがありますので
分解した際にはバリ取りを行っております。
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わかりにくいと思いますがバリ取り前
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パーツがシャープになっているのがわかりますか?
ガソリンの流れもスムーズになっていると思います。
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分解されたパーツ達です。。
分解まとめ
今回は分解までの工程をご紹介しました。
次回は分解したパーツのリペイント作業と清掃作業をご紹介いたします。
今回分解したコールマンのランタンのパーツは大体新品でも購入できます。
分解した際に汚れが激しかったり、清掃するのが面倒な方は新品部品に交換したほうが早いと思います。
今回は分解までの工程をご紹介いたしました。
次回は分解したパーツを清掃、カスタムしていく工程をご紹介いたします!!
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