どーもトットです。
そして皆さまお久しぶりです
最近すっかりブログの更新が滞っておりましたが、その理由は。。。
『ランタン』
ランタンと言われても意味がわからないと思いますが(笑)
※↓わからない人は関連記事をみてね♪
以前にもご報告した通り、ランタンの虜になってしまったトット、
そんな男はランタン作りに夢中になってしまい、他の事は何もやらなっくなってしまったのです。
しかし、ネットでなんでも調べられるようになった現在、トットも利用させてもらうばかりでは申し訳ないので、大した知識や情報ではございませんが誰かのお役に立てればと思い、やり方などを公開させていただければと、久々にブログを更新したという次第でございます。 ※そんなキレイごとを言っておりますが、キチンと広告のリンクも貼り付けております(笑)
目次
ベースのコールマンランタン
それでは早速今回のベースランタンをご紹介したいと思います。
1992年製造の『コールマン アンレデッドパワーハウスツーマントルランタン295』です!
グローブ(中心部分のガラス)がない状態での入荷です。
こちらのランタンはレギュラーガソリンも使用できるというのが特徴で、災害時などでホワイトガソリンが手に入らないときでも車用のガソリンでも点灯させることができます。あと大型でマントルも2つなので大光量の灯りを放つことができます。
コールマンのランタンの現状はどんな感じ?
1992年6月製造ですから、2021年5月現在、製造から29年経過しております。
赤丸が年、緑丸が月 コールマンランタンにはタンク底面に製造年月が打刻してあります。
ちなみに自分の誕生日と同じ製造年月のランタンのことを『バースデーランタン』と呼ばれております。
誰かの誕生日プレゼントとして送るのも喜ばれるかもしれませんね♪
※注意 ランタンに興味がない人にプレゼントとして送っても、喜ばれるどころか迷惑がられるかもしれません(笑)
ベンチレーター
ベンチレーターとはランタン上部にある傘の事です。
上部のボールナットのみで固定されております。
簡単に外れます
2か所、ホーロー塗装のカケがあります
内部はススで汚れているだけですので洗浄すればピカピカになります。
琺瑯(ほうろう)は、鉄、アルミニウムなどの金属材料表面にシリカ(二酸化ケイ素)を主成分とするガラス質の釉薬を高温で焼き付けたもの。難解な漢字のため「ホーロー」と表記されることが多い。英語では Enamel(エナメル)。「琺」は釉薬、「瑯」は金属や玉が触れ合う音、また美しい石の意。
機械的耐久性と化学的耐久性をあわせ持ち、食器、調理器具、浴槽などの家庭用品や、屋外広告看板、道路標識、鉄道設備用品、ホワイトボード、化学反応容器などに用いられる。工芸品の琺瑯は七宝と呼ばれ、素地には主に銅、銀、金などが使われる。
その歴史は古く、紀元前1425年頃に製作されたと推測される世界最古の琺瑯製品とおぼしき加工品がミコノス島で発見されている。また、ツタンカーメンの黄金のマスクの表面には琺瑯加工が施されている。
ベースフレーム
ベースフレームは、ベンチレーターとタンクの中間にあたる部品です。マントルを装着するのもこのパーツになります。
下向きに2本の煙突のような物の先にマントルを取り付けます。少し汚れは付着しておりますが、錆も少なく結構キレイな状態です。上部のネジの部分は若干錆がありますので、後で除去します。
外し方は簡単。タンクのほうに熱が行かないように装着されている、ヒートシールドを外します。これはクリップで固定されているだけです。
クリップを外したら手でスッと取れます。
ベースフレームを固定しているナットを緩めます。13mmのレンチで外れます。
↓コールマンスーパーレンチを使えば外すのが楽、理由は厚みが薄いのでやりやすい♪
ナットの下のクリップが外れれば本体が外れます。
これも後でキレイに清掃します。
これはフレームボトム。かなり状態が良いので軽い清掃で新品状態に戻りそうです。
ジェネレーター
タンクのガソリンを霧状にしてマントルに送る重要なパーツです。
この煙突のように上に伸びているパーツです。
※ジェネレーターは使用していくうちに内部にカーボンが溜まったり、パーツ自体が熱で曲がったりします。マントルほどの消耗品ではないですが、急に調子が悪くなったりしますのでスペアパーツを保持していたほうが安心です。トットは実際キャンプ場で、ランタンが点灯しなくなりジェネレーターの交換をしたこともあります。
ナットを外せばジェネレーターは簡単に外れます。
あれ?本来ジェネレーターの内部にあるニードルが下のパーツに引っかかっているはずなのに外れていました。これではきちんと点灯しません。
正しくはこのようにニードルが引っかかっているはずです。
燃料調節ダイヤルとカラー
文字通り燃料を調節するダイヤルとタンクとフレームボトムの結合するパーツです。
プラスのネジを外せば取れます
カラーはフレームボトムが外してあればタンクの上に置いてあるだけです。
ちなみにこのカラーは販売国や年式やシリーズによっていろいろな物が存在します。
バルブ一式
13mmのレンチで外れます。このナットの内部には、グラファイトパッキンと呼ばれるカーボン製の筒が挿入されております。使用していくうちにすり減ってガソリン漏れを起こすこともありますので、減っていたらグラファイトパッキンを交換します。
グラファイトパッキンはまだ残っておりますので、今回はこのまま使用します。
タンクから外します。13mmのレンチで回せます、液体ガスケットを塗布して装着されておりますので、固くて外れない場合はヒートガンなどで温めて液体ガスケットを軽く溶かしてから外します。今回は気合で外せました(笑)
ちなみにこのパーツを外したら組付けるときには必ず新しい液体ガスケットを塗布しなければなりません。分解前に購入しておきましょう。トットは液体ガスケットを塗布せずに組み立ててしまい、その部分からガソリンが漏れてランタンの炎から引火してしまいなかなか怖い思いをしました(汗)
下の黒い部分がガソリンに浸かっているパーツです。
手でねじれば外せます。これもそのまま使えそうです。
ダイヤルの開閉で細かいパーツが動きガソリンの量を調節しております。洗浄のみでそのまま使えそうです。
ポンプシステム
専用工具もコールマンから発売されておりますが、ラジオペンチでもトットは外せます。慣れていない人がやるとフタの角を壊してしまいましのでやめておきましょう♪
↓スーパーレンチというほどの物でもないですが、あれば便利です。
スポっと抜けます。中に残った棒はねじれば取れますので外しておきます。
先端についているポンプカップは、後で大きさや固さなどで判断してそのまま使うか、新品に交換するか判断します。
↓あまりにも劣化していたら一式交換もあり
チェックバルブ
ポンププランジャーを外したら、その中に潜んでいるチェックバルブを取り出します。
↓これ専用工具です。
めちゃんこでかい、マイナスドライバーでも外せないことはないのですが、チェックバルブの先端を破壊してしまう事もあるのでやめておきましょう。万が一、チェックバルブを破壊してしまうと、二度と外せなくなってしまいますのでタンク一式交換になってしまいます。パーツの販売が豊富なコールマンですが、唯一タンクのみの販売はしておりません。メルカリ、ヤフオクなどで探すしかないのですが、なかなかタンクのみの出品がありませんのでとても苦労します。
※トットは経験済み
↓このレンチがあれば100%ミスしないと思います。
このチェックバルブがとても固く締まっているんですよ
壊さないように外す為には、プラスドライバーの7:3の法則で『押す力7』:『回す力3』で外します。
しかし回す力3では外れない事がありますので、体力に自信がない方は少々お値段は張りますが100%失敗しない工具を購入しましょう。
しかし今回は比較的簡単に外れました。。
チェックバルブを揺らしてみて、カチャカチャと音がすればほぼ再利用可能です。内部にごみが付着してエアー漏れすることもありますのできちんと清掃します。
チェックバルブ自体は問題なさそうですが、ゴムパッキンが若干劣化している感じでしたので新品に交換しておきます。
コールマン純正パーツで販売されておりませんので類似品で対応します。
ヒューエルキャップ
キャップ内部のゴムパッキンが劣化していなければ問題ありません。このゴムパッキンも劣化してると微弱なエア漏れが起こり炎が安定しなくなります。
今回は問題なしなので劣化防止の為、軽くグリスだけ塗っておきます。
↓このグリスは万能ですので一家に1本あると便利です♪
タンク内部
タンクの内部に光を当てて、タンク内の錆を確認します。とてもきれいな状態です♪
以前、表面がきれいなタンクで内部を確認したとことえげつない錆で除去に苦労したことがありました。錆の除去も薬剤を使えばできますがそんな苦労はしたくありません。フリマサイトなどでランタンを購入するときはその辺も確認したほうが良いですよ。
↓ちなみに錆の除去には誰もが知っている定番の『花咲かG』どんな錆び錆びタンクでもピカピカになります!
分解終了
ほぼすべてのパーツを分解しました。
次回はこれらのパーツをキレイに清掃して新品以上のオリジナルランタンに仕上げて行きたいと思います!!
『オリジナル』といったのは、タンクなどのカラーを変更して世界に1台だけのランタンに仕上げるからです♪
それではみなさま、次回どんなランタンに仕上がるかお楽しみに~!!
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